絶版希少本曼荼羅のみかたパターン認識写真解説117石田尚豊 胎蔵界曼荼羅金剛界曼荼羅星曼荼羅孔雀経曼荼羅当麻曼荼羅密教図像真言宗天台宗

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商品説明 ご覧下さりありがとうございます。画像の後に、商品説明がございます。 本の出品です。 【即決】ご入札いただければすぐにお取引が成立します。 絶版希少本 図録本 曼荼羅のみかた パターン認識 写真解説 カラー写真図版117図 密教図像 真言宗 天台宗 仏教美術 石田尚豊 著 岩波書店 1984年1刷 80ページ 約21.5x15.5x1cm フルカラー 堅表紙本 ※絶版 迷路のように錯綜した現代人の心に、今日曼荼羅が訴えているものは何か。本書は、奥深い心の発現である複雑多様な曼荼羅表現を、基本的なパターンによる理解を鍵にして、心の地図―曼荼羅の秘密を分り易く解説する。 『曼荼羅の研究』の著者、現代における曼荼羅研究の第一人者、石田尚豊が、 117点もの豊富なカラー写真図版をもちいて、日本の曼荼羅を整理分類、 曼荼羅鑑賞初心者にもわかりやすい表現で、その心や用途(敬愛、息災、増益、怨敵魔障の降伏、呪詛)など踏み込んだ内容までビジュアル的に写真解説。 胎蔵界曼荼羅・金剛界曼荼羅は各部分別に細かく解説、当麻曼荼羅、星曼荼羅、浄土曼荼羅ほか。 膨大深遠な情報を驚くほどコンパクトにまとめた、持ち歩きにも適した曼荼羅図鑑。 密教図像、仏教美術、古美術、仏像、仏画など愛好家必携の大変貴重な資料本です。 【目次】 曼荼羅のパターン認識 叙景曼荼羅〈パターンA〉 浄土曼荼羅 当麻曼荼羅の秘密/観する暝想(他力観想)/観る観想(自力観想) 胎蔵界曼荼羅〈パターンB・C〉 蓮華系〈パターンB〉 胎蔵界曼荼羅の中心蓮華の起源/仏教と蓮華の出合い/蓮華化生/蓮華の展開 仏性と光 中台八葉院/遍知院と持明院 無月輪系〈パターンC〉 観音院と金剛手院/釈迦・文殊・虚空蔵院/最外院/八部衆/八天から十二天/天文神(九曜・二十八宿・十二宮) 胎蔵界系のバリエーション 孔雀経曼荼羅/別尊曼荼羅 金剛界曼荼羅〈パターンD・E〉 月輪系(パターンD〉 一印会/成身会/三昧耶会/微細会/供養会/四印会/理趣会/降三世会/降三世三昧耶会 フレーム系〈パターンE〉 金剛界系のバリエーション 月輪系/フレーム系 合成型 1蓮華系(+フレーム系) 1'蓮華(三重)系(+フレーム系) 2月輪系(+半円 三角十叙景系) 3月輪系(+叙景系) 4月輪系(+叙景系) 合成型のバリエーション 蓮華系(+月輪系) 月輪系(+無月輪系) その他のパターン 明王中心の曼荼羅 天中心の曼荼羅 星曼荼羅(北斗曼荼羅) 絵系図系〈パターンF〉 曼荼羅の諸形態 曼荼羅の歴史 心の地図曼荼羅 むすび 索引(後見返) 【はじめに】 曼荼羅はむずかしい、もう少し分るように説いて欲しいとよく言われます。その最大の理由は、曼荼羅を説明するために、つぎつぎに出てくる難解な仏教用語にあるようです。これはもっともなことなので、この本では、曼荼羅は本来見るべきものである、という原点に帰って、曼荼羅に潜むいくつかの基本パターンを視覚的に掟えることから始めてみました。 各種の曼荼羅におけるパターンは、それ自体か密教思想の表現であるため、パターンを通して、その奥に潜む曼荼羅の心を探るようにしました。パターンと思想の関連が分れば、図を見るだけで、そこに表現されたパターンから、独力で曼荼羅の性格を捉えることができます。本文には、できるだけ振りがなを振りました。振りがながあれば楽に読めますし、さらに知りたければ、普通の辞書以外に、専門の辞書を引くこともできます。最近、中学生で、夢中になると大事典も平気で引きこなし、自然に曼荼羅を理解してしまったという人に会いました。この本が曼荼羅理解のー助となれば幸いです。 〔表紙〕両界曼荼羅(伝真言院曼荼羅)(東寺)金剛界四印会 〔本扉〕両界曼茶羅(子島寺)胎蔵界遍知院・中台八葉院・持明院 〔裏表紙〕伝真言院曼荼羅(東寺)金剛界降三世三昧耶会大日如来 〔見返〕胎蔵図像(奈良国立博物館) 【曼荼羅のパターン認識】より一部紹介 曼荼羅をパターンでとらえてみようという新しい試みをしてみました。パターンにはどんな種類があるのか一目で見渡せるような、視覚索引(visuai index)の役目を果すのがこの見開きです。山登りで道に迷った時、山頂に登れば、辿った道がすぐ分るように、本文中で分らなくなりましたら、ここへ戻って概観したのち、また本文に戻るという具合に読み進めて下さい。 パターンA 叙景系 密教の曼荼羅といえば、一般には以下のパターンに見られるような幾何学文的な構成であるのに、図1の請雨経曼荼羅では、水中に出現した竜宮が、自然な景観で描かれています。この最景的な曼荼羅が密教の曼荼羅であるといわれても、幾何学文的な密教曼荼羅とは本質的に異なるものがあります。この不調和はどこからくるのでしょうか。(5頁) 請雨経曼茶羅(東寺) パターンB 胎蔵・蓮華系 これは胎蔵界曼荼羅の中心部にある、真紅に花開いた8弁の蓮華で、胎蔵界大日を中心に8尊がめぐっています。曼荼羅の中心部に、もし八葉蓮華があったなら、尊像にかかわりなく、その曼荼羅の中心部は胎蔵系の勢力下にあるとみてよいでしょう。(14頁) 伝真言院曼荼羅(東寺)胎蔵界中台八葉院 パターンC胎蔵・無月輪系 下に並ぶ菩薩は、頭と身体の周囲に、頭光・身光の2光背を負うています。パターンDの尊のように、頭・身光を包む大白円(月輪)はありません。もし曼荼羅の菩薩が、頭・身光のみであるなら、その曼荼羅は胎蔵系といえます。なぜなのでしょうか。 (22頁) 同 胎蔵界観音院聖観音他 パターンD 金剛・月輪系 金剛界の代表尊である大日如来の頭光・身光を包む大きな白円輪は、密教で月輪ともよばれ、金剛系尊か否かを識別しうる重要なポイントなのです。曼荼羅中に月輪尊があれば金剛界系といえますが、それらの尊像は、なぜ月輪を負うのでしょうか。 (36頁) 同 金剛界一印会 パターンE金剛・フレーム系 これは成身会という、最も典型的な金剛界曼荼羅です。内男に5個の中白円があり、外郭の框(フレーム)内には、8月輪尊が点在しています。月輪なを内在するこの種のフレームが外郭として存在する曼荼羅があれば、金剛界系といえましょう。 (42頁) 同 金剛界成身会 合成型1 蓮華系 これからは、いままでみてきたパターンを組み合わせることにより、曼荼羅の性格を探ることにしましょう。まず中心部はパターンBの胎蔵・蓮華系、外郭はパターンEの金剛・フレーム系ですから、胎蔵・金剛両部の合成が明らかになります。 (48頁) 阿弥陀曼荼羅(潁川美術館) 合成型2 月輪系 中央画面いっぱいに大月輪を描くパターンDが中心です。月輪上部に天蓋が懸り、左右に天人が舞い、下部に供養壇をしつらえる点はパターンAの叙景系。壇の左右には密教特有の半円・三角形の図形内に2明王が配されるという合成型なのです。 (52頁) 尊勝曼荼羅(護国寺) 合成型3 月輪系 画面中央に大月輪を描くパターンDが基本となり、大月輪の上部から雲が湧き、両端に天人が舞う。月輪の下部は海が拡がり、中央の宝珠を竜王がめぐり、左右に2明王を配するなど、パターンAの叙景系が展開します。 (54頁) 六字経曼荼羅(醍醐寺) 合成型4 月輪系 ここではパターンDの月輪と、パターンAの叙景とが、完全に上下に2分されています。なだらかな山々の景観の上部の大月輪は、もはや月輪を超えた月であり、おだやかな日本の風土の中に融合しています。 (56頁) 春日本地曼荼羅(東京国立博物館) パターンF 絵系図系 いままでと全く趣を異にする曼荼羅で、叙景も月輪もありません。上部の尊像を中心に、左右に僧侶が順々に描かれ、あたかも絵による系図を見る思いがします。このような曼荼羅は、どのようにして出現したのでしょう。(68頁) 法相曼荼羅(法隆寺) ほか 【索引】より一部紹介 愛染曼荼羅 / 阿修羅 / 阿弥陀浄土変相 / 阿弥陀曼荼羅 / 板彫両界曼荼羅 / 一印会 / 一字金輪曼荼羅 / 閻魔天曼荼羅 / 懸仏 / 春日鹿曼荼羅 / 春日本地曼荼羅 / 春日本迹曼荼羅 / 春日宮曼荼羅 / 火天 / 迦楼羅 / 吉祥天曼荼羅 / 宮中真言院御修法/後七日御修法 / 鏡像 / 緊那羅 / 孔雀経曼荼羅 / 熊野曼荼羅 / 供養会 / 華厳五十五所絵巻 / 降三世会 / 降三世三味耶会 / 降伏法 / 虚空蔵菩薩 / 五字文殊曼荼羅 / 五大虚空蔵曼荼羅 / 五秘密会 / 五秘密曼荼羅 / 金剛界三十七尊曼荼羅 / 金剛界八十一尊曼荼羅 / 金剛界曼荼羅 / 金剛薩た / 金剛智 / 金銅板両界曼荼羅 / さそり宮 / 三味耶会 / 三昧耶形 / 四印会 / 敷曼荼羅 / 四摂 / 四親近 / 持明院 / 舎衛城神変 / 釈迦如来 / 十二天曼荼羅 / 種子曼荼羅 / 請雨経曼荼羅 / 聖観音 / 成身会 / 浄土曼荼羅(浄土変相) / 垂迹曼荼羅 / 厨子曼荼羅 / 善無畏 / 尊勝曼荼羅 / 大自在天 / 帝釈天 / 胎蔵界曼荼羅 / 胎蔵旧図様 / 胎蔵図像見返 / 大日如来 / 大仏頂曼荼羅 / 当麻曼荼羅 / 序分義観経六緑 / 定善義十三観 / 中台八葉院 / 本扉 / 伝真言院曼荼羅 / 童子経曼荼羅 / 東寺講堂諸尊立体曼荼羅 / 東大寺大仏蓮弁線刻画 / 難陀竜王 / 如意輪観音 / 仁王経曼荼羅 / 般若菩薩 / 風天 / 仏眼曼荼羅 / 遍知院 / 宝楼閣曼荼羅 / 星曼荼羅(北斗曼荼羅) / 法華曼荼羅 / 法相曼荼羅 / 曼荼羅の流伝図 / 微細会 / 弥勒曼荼羅 / 文殊師利菩薩理趣会 / 文殊菩薩 / 薬叉持明衆 / 理趣会 / 蓮華化生 / 六字経曼荼羅 / 【著者について】刊行当時の情報です 石田尚豊 1922年東京都に生まれる。 東京大学国史学科卒業。東京国立博物館資料課長を経て、現在青山学院大学教授。文学博士。 主な編著書に『密教画』(至文堂)、『曼荼羅の研究』(1978年日本学士院賞受賞)、『両界曼荼羅の智慧』似上東京美術)がある。 〔写真提供〕石元泰博 入江泰吉 加藤敬 杉山二郎 薗部澄 辻本米三郎 永野太造 中村興二 中村凉応 矢沢邑一 柳澤孝 朝日新聞社 穎川美術館 MOA美術館 岡墨光堂 角川書店 金沢文庫 京都国立博物館 高野山霊宝館 至文堂 東京国立博物館 奈良国立博物館 根津美術館 便利堂 〔資料提供〕 田中家 武藤治太 ★状態★ 1984年のとても古い本です。 外観は通常保管によるスレ、経年並ヤケ、天小口に経年並ヤケしみなどがある程度、 カラー写真図版良好、目立った書込み・線引無し、 問題なくお読みいただけると思います。(見落としはご容赦ください) <絶版・入手困難本>オークションにも滅多に出ない、貴重な一冊です。 古本・中古品にご理解のある方、この機会にぜひ宜しくお願いいたします。 ★お取引について★ ■商品が到着しましたら、必ず「受取連絡」のお手続きをお願い申し上げます。 ■中古品です。それなりの使用感がございます。 モニタのバックライトの作用により、写真画像は実際よりきれいに見えがちです。 ■絶版・廃盤、一般の書店で販売されない限定販売、 書店や出版社で在庫切れである、またはその他の理由により、 定価に関係なく相場に合わせて高額となる場合があります。 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